属性でもファイルを探せるようになった:Everything の試作版に暗い表示とタブ
バージョン 1.5.0.1424b
要約
名前しか見ていなかった検索の道具が、撮影時刻や長さ、作者といった属性も索引に入れた。暗い表示、タブ、同じファイルの検出も同時に加わり、安定版は並行して手入れが続く。
おすすめ- ソフト名
- Everything
- バージョン
- 1.5.0.1424b
- 料金
- 無料
- オープンソース
- 非オープンソース
- OS
- Windows
- 更新日時
- 2026-11-03 23:00
NTFS の索引で「ファイル探し」を一瞬の応答に変えた道具が、v1.5 の試作版でようやく属性の索引と暗い表示を備えた。前者は何を探せるかを変え、後者は長く見ていて疲れるかどうかを変える。
もともと強かったところ
Everything の持ち場はいつも狭い。名前でファイルを探すこと、しかも手を鍵盤から離す前に一覧が出そろう速さだ。やり方は単純でよく効く。NTFS のファイル表を直接読み、名前、場所、大きさ、更新の時刻を索引にして、問い合わせはディスクではなく記憶の中の索引を引く。だから起動した瞬間からディスク全体が使え、数分間くるくる回る必要がない。
常駐の占有が小さく、画面がすっきりしていて、命令の行からも呼べる。だから多くの人にとって新しい機械に入れる最初の一群の道具になった。代価もずっと明確だ。名前とわずかな基本の属性しか分からず、中身が何か、誰が書いたか、音がどれだけ長いかは索引の外にある。
v1.5 でいちばん実質的な変更:属性の索引
v1.5 の版は属性の索引を入れ、しかも索引、検索、表示、並べ替えの四つを一緒にやる。索引を作る段階で属性を取り込み、後から属性で絞り、属性で並べられる。いちいち開いて中身を確かめる必要はない。
素材の置き場では効き目が大きい。写真の撮影時刻、動画の長さ、文書の作者、音の伝送量。もとは専用の道具が要ったものが、そのまま検索の条件になる。索引の範囲と索引の大きさは繋がっていて、取り込む属性が増えれば手入れの費用も増える。設定でどちらかを選べるようになっており、公式も v1.5 の変更一覧の最初に属性の索引を置いている。

暗い表示、そして遅れてきた土台の数々
暗い表示が変更一覧に載ったこと自体が、この道具の特別さを語っている。十年以上使われてきたのに、画面は最後まで最も素朴な姿を保ってきた。毎日何時間もこの画面にいる人にとって、これは多くの新しい機能より実用的だ。
同じ束には、地味だが毎日ぶつかる話もある。背後での更新は、索引の作り直しが画面を止めないという意味だ。速くなった検索は、索引の構造と照合の理屈の両方を直した結果だ。自然な並びでは、ファイル 2 が ファイル 10 より前に来る。文字の順に並べて 10 が先に来ることはない。索引の記録は、どの変更が何に触れたかを残すので、問題が起きたときの手がかりになる。
もう一つ見落としやすいのが取り消しだ。ファイルの操作を間違えても戻せる。一括の改名や一括の移動では、これが最後の支えになる。
画面の作り直し
v1.5 の説明によれば、この版はタブ、セッション、フォルダの側面の列を加え、絞り込みと控えを組み直した。タブは複数の場所を同時に見張る問いに答える。セッションは開いているタブの組を残し、次にそのまま続けられる。側面の列はよく使う場所を左に寄せ、フォルダを一つずつ開く手間を省く。
絞り込みと控えの組み直しは、たまった借りを返す作業に近い。以前の二つは、絞り込みが深く入れ子になったときや、絞り込みをまたいで移ったときに状態を落とした。新しい版は移動の履歴と絞り込みの状態を分けて扱う。1424b が直したのはまさにこの種の細部で、控えから絞り込みを切り替えると履歴に余計な一行が残っていた。

ついでに加わった道具
同じファイルを探す機能は今回いちばん目につく。名前、大きさ、中身で比べ、結果は一覧にそのまま並び、さらに属性で絞れる。索引の仮想フォルダは、網の経路や取り付けの場所といった変わり種も索引の範囲に入れる。
ほかは技術寄りだ。重み付きの検索は項目ごとの重みを変えられる。検索の前処理は問い合わせの前に置き換えができる。固い繋がりの追跡は、同じ一つのファイルが複数の経路から指されたときに何度も出るのを防ぐ。追加部品の仕組みと設定の取り込みと書き出しは、機械を替えるときとまとめて配るためのものだ。
いまの状態と、いま乗り換えるか
v1.5 はいまも試作版と表示され、現在の版は 1424b。安定版の v1.4 も手入れが続いており、二つは案内のページに並んで置かれている。公式の姿勢は明快だ。堅実にいくなら v1.4 に留まり、属性の索引など新しいものを求めるなら v1.5 へ。
私の判断は場面で分ける。日常のファイル探しで一瞬の検索だけが要るなら v1.4 で足り、上げた分の得は小さい。属性で分類した素材を大量に抱えている、あるいは明るい画面に長く悩まされているなら、v1.5 を試す値打ちがある。ただし属性の索引は索引の時間とディスクを余分に食い、機械式のディスクでは最初の索引作りが目に見えて遅くなる。

Everything v1.5 の値打ちは「より速い」ではない。もともと十分に速かった。変わったのは探せる中身の広さだ。ファイル名から属性へ広がり、その上に暗い表示、タブ、同じファイルの探索が重なる。検索の箱から、ファイルの入口へと育ちつつある。