Windsurf から改名した Devin Desktop:エージェントをまとめて動かす開発環境

要約

Devin Desktop は Cognition の AI 開発環境です。Windsurf から名前を変え、ローカルとクラウドのエージェントを一つのボードで管理できます。

おすすめ
ソフト名
Devin Desktop
バージョン
2
オープンソース
非オープンソース
OS
WindowsmacOSLinux
公式サイト
https://devin.ai/
更新日時
2026-10-06 22:26

ファイルではなくボードが最初に開く開発環境

Devin Desktop は Cognition が提供する AI 開発環境で、起動して最初に現れるのはソースファイルではありません。Agent Command Center と呼ばれるボードで、実行中のセッションが、自分の環境で動くものもクラウド上のものも、「進行中」「停止中」「確認待ち」の三つの列に並びます。前身は Windsurf で、すでに多くの開発者が使っていた AI 編集ソフトです。2026 年 6 月 2 日に通常の更新を通じて名前が変わり、変わったのはウィンドウの表示だけではありませんでした。

Devin Desktop の Agent Command Center ボード

この配置の理由は分かりやすいものです。補完の仕組みは、一人が一つの関数を書く場面に寄り添うものなので、編集画面がそのまま置き場所になります。しかし複数のエージェントが同時に動くと、それを見張る場所が必要になり、会話画面を積み重ねた状態では、どれが止まっているのか判断しにくくなります。列に分けておけば、その時点で重要な問い、つまり今どれに対応すべきかに直接答えることができます。

編集画面は残り、一度の操作で開く

失われたものはありません。編集機能、拡張機能への対応、キーボード操作、言語サーバーとの連携はそのまま残り、Windsurf と VSCode の生態系との互換性も維持されるため、既存のテーマや追加機能も引き続き使えます。ボード上のセッションはどれでも開けて、そのまま完全な編集画面に入れます。つまりボードは出発点であり、コードを実際に読み書きする場所を置き換えるものではありません。

もう一つの新しい考え方が Spaces です。関連するセッション、変更の提案、ファイル、文脈を一つの空間にまとめ、そこにいるエージェントは同じ背景情報を共有します。一つの機能に関する作業が無関係な会話に散らばることがなくなり、二つ目のエージェントが動き出すときには、必要な文脈がすでにそこにあります。

Rust で書き直された Devin Local

自分の環境で動く側のエージェントは、手直しではなく作り直されました。Devin Local は Rust で一から書かれ、Cascade に代わって標準で組み込まれる担当になりました。書き直しの狙いは効率で、同社はトークンの効率が最大で三割向上したと述べています。さらに子エージェントにも対応し、一つの作業を小さな単位に分けて、同じ見張りの下で動かせます。

より開かれた方向への一歩が ACP への対応です。Codex、Claude Agent、OpenCode といった他社のエージェントも、同じボードに置いて標準のエージェントと一緒に割り当てられます。これによりボードは、一つの製品の様子を見る画面から、複数の異なるエージェントに仕事を出す一箇所へと変わり、指揮する場所という考え方に近づきます。

名前の変更が既存の利用者に意味するもの

すでに Windsurf で作業している人にとって、移行はほとんど負担になりません。設定、追加機能、契約中の料金体系はそのまま引き継がれ、無料の範囲も引き続き使えます。有料の範囲は月 20 ドルからです。二つ目の導入を維持する必要も、移行の計画を立てる必要もありません。

周辺の製品構成も筋が通っています。デスクトップ側が監督を受け持ち、クラウド上の Devin が長い作業を自力で進め、端末ではコマンド行の道具が使え、コミットごとに Devin Review が確認します。同じ能力が一つの画面に集中するのではなく、道具立て全体に配られています。

どんな人に向くか

一つの画面でコードを書くことに慣れている人は、ボードの進め方に数日かけて慣れる必要があります。一つのカーソルを追う習慣は簡単には抜けません。効果が現れるのは、複数の作業が同時に進むときです。二つのエージェントが別々の機能を担当し、三つ目が変更の提案を確認している。その全体を頭に置いておく必要はありません。この画面は、まさにその状況のために作られています。

方向ははっきりしています。この働き方では、人が指示を出し、結果を確認する場所が指揮する場所になり、編集画面はいつでも立ち寄れる作業台になります。すでに三つか四つのエージェントを同時に動かしているなら、一度試してみる価値はあります。

Devin Desktopダウンロード
対応OS: Windows macOS Linux