EasyClaw 1.3.124 を試す、エージェントが机の上に来てグループチャットでも動く

要約

EasyClaw 1.3.124 は、預けたデータベースで成員ごとの権限を分けられるようにし、業務アプリの開発に検査点と版の印を加え、手元の自動化も任せられるようにした。専用の助手はグループチャットでもすべての機能が使える。

おすすめ
ソフト名
EasyClaw
バージョン
1.3.124
オープンソース
非オープンソース
OS
WindowsmacOS
公式サイト
https://easyclaw.com/
更新日時
2026-11-06 23:00

机の上で動く AI の助手は、この二年、同じ方向へ進んできた。質問に答えるだけでなく、実際にクリックし、ファイルを開き、手順を走らせる。EasyClaw はその道をかなり徹底して進んでいる製品で、11 月 4 日の 1.3.124 では共同作業と権限の部分を多く埋め、チャットの中で使える度合いも一段上げた。

1.3.124 が変えたもの

最も中身のある変更は預けたデータベースにある。メンバーごとに段階を付けて権限を与えられ、添付も個別に管理できる。企業向けの機能に聞こえるが、エージェント製品では別の意味を持つ。複数のエージェントが組むとき、役割ごとに見える範囲と触れる範囲を囲い込めるということで、全員が同じ鍵を共有する形ではない。同じ版で SMB の領域は読み書きとファイル転送に対応し、ローカルネットワーク上の共有ディレクトリがそのままエージェントの作業範囲に入る。

業務アプリの開発にはチェックポイント、AI による取り消し、公開版の印が加わった。自動化の流れを作るとき、一歩を壊しても戻せるほうが、組み直すよりはるかに楽だ。ただ、多くの人が実感しやすいのは別の点だ。専用の助手が Feishu などの私的な会話やグループチャットでも全機能を使えるようになり、入口が変わったせいで機能が半分に減る事態がなくなった。

主な画面。作業はほぼ会話の欄で終わる
主な画面。作業はほぼ会話の欄で終わる

手元の自動化をエージェントに渡す

前の版 1.3.123 で仕込まれた布石のほうが語る価値がある。その版から、エージェントは手元の自動化の処理を実行し管理でき、グループチャットから起動もできる。グループで一言書けば、パソコンの上の手順が走り出す。手元のアプリ開発は再利用できる部品とこの記録した処理の両方に対応し、決まった操作を記録することと、次をモデルに判断させることを同じ実行の流れに置いた。

この組み合わせが解くのは実に現実的な問題だ。スクリプトだけの自動化は画面が作り替わると途切れ、会話だけのモデルは手元まで降りてこない。二つを繋ぐと、判断の部分はモデルへ、機械的な繰り返しは記録した動作へ渡せるので、安定して回りやすい。

四つの入口、それぞれの役割

画面は四つに分かれる。会話が主な作業場所で、自然な言葉でそのまま仕事を頼め、右上でモデルを切り替えられ、添付も音声入力も使える。スキルの店は既製の能力を並べた棚で、内容の制作、自前の媒体の宣伝、通販、財務と株式、技術の開発、学術と教育といった分類で置かれている。資料作成の達人、AI の日報、保管庫の命令行、音声の処理といった品は一度で入り、自分で作って配ることもできる。

スキルの店。仕事の種類ごとに棚が分かれている
スキルの店。仕事の種類ごとに棚が分かれている

デジタル社員はもう一段の抽象だ。それぞれが役割の設定を伴う独立したエージェントで、株式の達人、公式アカウントの運営の専門家、会議の要約の専門家、企業戦略の立案者がそれぞれ自分の道具立てを持ち、追加のボタンで一覧に入る。定期の処理はそれを日程に繋ぐ。頻度を決め、利用者の側を開いたままにしておけば、人が前にいなくても裏で走る。口座の場所には残りの点数が出て、使用量は操作ごとに数える。

デジタル社員の市場。役割ごとに選んで加える
デジタル社員の市場。役割ごとに選んで加える

チャットの道具から注文する

遠隔の操作は細かく作られている。接続の画面では複数の経路を同時に受けられ、WeChat、Feishu、WeCom、DingTalk、Telegram、Slack、Discord などが対象で、そのうち Feishu の使い勝手が最も整っている。繋いだあとは、携帯から一言送れば机の上で実行され、結果は同じ会話へ戻ってくる。

先に知っておきたい点が一つある。経路ごとに会話の前後関係は独立している。ある結論をどの入口でも効かせたいなら、自分から記憶のファイルに書き込む必要がある。そうしないと、別の入口から同じことを尋ねても、エージェントは覚えていないことがある。

手元での実行と必要な環境

EasyClaw の実行は手元のサンドボックスの中で起きる。手元のファイルの読み書き、端末の命令、仕組みの層の操作、閲覧ソフトの操作までがその範囲に入り、開かれた接続口を持たない古いソフトでも動かせる。必要な環境は Windows 10 以上と macOS 12.0 以上と書かれている。机の上の版のほかにクラウド版があり、24 時間つながった専用の計算機を用意するので、機械を自分で面倒みたくない組に向く。

点数と価格

製品は点数制で、毎日の無料の枠があり、使い切ったあとは必要に応じて足せる。月ごとの契約も用意されている。具体的な枠と価格は版と地域で変わるので、注文の画面に出ている数字が基準であり、ここで古くなる数字は繰り返さない。たまに一度使う人なら無料の枠でいくつかの流れは通せるし、毎日働かせるなら契約のほうが得だ。

エージェントを机の上のソフトにするというのは、結局、人と同じ操作の権限を渡すことだ。1.3.124 の変更は権限と共同作業という目立たない場所に多く落ちている。だが本当に仕事の道具として使う人にとっては、そこが長く使えるかどうかを決める部分になる。

EasyClawダウンロード
対応OS: Windows macOS