PixPin を使ってみた。切り取り、長いページ、貼り出し、文字の読み取り、録画を 1 つに

要約

PixPin は切り取り、長いページの取り込み、貼り出し、文字の読み取り、録画を 1 つの画面にまとめた。長いページも 1 枚につながり、手本の図は画面に貼ったまま見比べられ、図の中の文字を打ち直さずに済む。基本の機能は無料で使える。

おすすめ
ソフト名
PixPin
バージョン
3.6.6
オープンソース
非オープンソース
OS
WindowsmacOS
公式サイト
https://pixpin.cn/
更新日時
2026-11-06 23:00

面倒は取り終わったあとに始まる

仕組みに備わった切り取りの鍵は画面を枠で囲むが、そのあとの手順が時間を食う。矢印は別の描画の道具を開いて足し、伏せたい所は手で隠し、長いページは何枚かに分けてからつなぎ、図の中の文字は打ち直す。1 つ 1 つは 1、2 分でも、1 日に十数回やれば、きちんと時間になる。

PixPin はその後の手順を 1 つの画面へ集める。切り取り、長いページの取り込み、貼り出し、文字の読み取り、録画、注記が同じ道具の中で済み、あちらの道具とこちらの道具を行き来しない。Windows と macOS で動き、無料で使えて登録も要らない。たまに切り取るだけの人にはありがたい条件だ。

取り込みの範囲と、注記の道具の並び
取り込みの範囲と、注記の道具の並び

長いページも会話の記録も 1 回で

長いページの取り込みは、内容が画面より高い場合への答えだ。ウェブのページ、会話の記録、文書は、流しながら 1 枚の完全な図につながる。5 枚取ってから位置を合わせる手間は要らない。この版は画面をまたぐ取り込みにも対応し、複数の表示装置を並べたときでも、境目を越えた内容が 1 枚に収まる。つなぎ目も自然に処理される。

賢い取り込みはもう 1 つの助けだ。窓の境目と画面の中の要素を自分で見つけ、ポインタを近づけると当てはまる窓や部品に吸い付くので、画素を数えなくてよい。文書に載せる画面の図では、この精度の差は目に見える。

貼り出し:手本を画面に打ち付ける

貼り出しは PixPin で最も見分けやすい働きだ。取り込んだ図は最上の層に留められ、付箋のように他の窓の上に浮かぶ。伝票の番号を写す、表を見比べる、手本を見ながら別の文書を直すといったときでも、窓を切り替えずに視線だけで確かめられる。文字、色の値、ファイルも貼り出せ、コードを書くときに色の値を画面へ留めるのはよくある使い方だ。

新しい版は複数の窓の図を同時に貼り出せ、他の窓に隠されないよう貼り出しを調整する選択肢も加えた。Ctrl を押しながら点で複数の貼り出しをまとめて選べ、貼り出しの中の文字を 2 回叩くと 1 行と段落の選び方が切り替わる。どれも大きくはないが、1 日に何度も通る道の摩擦だ。

他の窓の上に貼り出した図。見比べるために使う
他の窓の上に貼り出した図。見比べるために使う

図の中の文字は打ち直さない

文字の読み取りには 2 つの段がある。軽い段は取り込みのときに文字を抜く。枠で囲めば文字が切り貼り帳に入り、資料の入力や錯誤の知らせを拾うのに使える。読み取りの窓では字の大きさを選び、図を複製し、結果を音声のファイルにして落とすことまでできる。もう 1 つの段は図全体を文書として扱い、版面を組み直して PDF、Markdown、Word、LaTeX へ書き出す。短い鍵は Shift と E だ。表の読み取りには別の道があり、今は CSV で保存できるので、読み取った表はそのまま使える。

紙の資料や走査した図を編集できる内容に変える人には、後の段が組み直しの時間を省く。取り込んだ図の数行を写したいだけの人には、前の段で足りる。2 つの道があることが、この道具を「力が余っている」ものにしない理由だ。

文字の読み取りと文書の読み取りが並ぶ
文字の読み取りと文書の読み取りが並ぶ

注記と録画

注記は広く覆う。四角、楕円、矢印、文字、通し番号、モザイク、蛍光の印、折れ線がそろい、新しい版は折れ線に波の形を加え、通し番号は Z と X の鍵で素早く増減でき、Tab の鍵で円と四角を切り替える。透かしの注記は最上の層に固定され、モザイクや消しゴムに覆われない。受け答えや教えるための図を作る人はこの細部に気づく。

録画は通常の録画と GIF に対応し、録るあいだに鍵の押下とマウスのクリックも同時に記録するので、道具の実演や操作の手引きでは、どこを押したかが見て取れる。素早い録画には保存先の設定が別にあり、立ち上がりが速い。3.6.6 の版は通常の録画中の記憶の漏れを直し、長い録画が安定した。あわせて短い鍵と再開の知らせに関するいくつかの問題も直した。

無料でどこまで使えるか

基本の取り込み、長いページの取り込み、注記、貼り出し、録画、文字の読み取りはすべて無料の範囲に入り、登録も要らない。会員が開くのは主に進んだ力で、全体の素早い貼り出し(Windows の鍵を押しながら引くと取り込んで貼り出す)、動作の録画、文書の読み取り、表の読み取り、式の読み取りだ。見分けは単純で、使い方が「取り込みと注記」で止まるなら無料の版で足り、図をまとめて編集できる文書に変える必要がある、あるいは操作を見せる手引きをよく作るなら、会員の値が出る。

境目も書いておきたい。PixPin は画面の中身を扱う道具で、図の作り込みはしない。複雑なデザインの直しは専門の道具に任せる話だ。貼り出しを開きすぎると画面を占め、机の狭い人は控えが要る。録画については短い断片と実演が得意で、長く高品質な録画は本領ではない。

これらを並べて見ると、PixPin が答えるのは「切り取れるか」ではなく「切り取ったあとの小さな手順をいくつ減らせるか」だ。こうした道具の値打ちは機能の表の長さではなく、毎日使う十数回の動きがどれも滑らかに通るかにある。

PixPinダウンロード
対応OS: Windows macOS