Trilium Notes レビュー:自分で置ける木の手帳、API まで届く
要約
源の開いた、自分で置ける手帳。平たい一覧ではなく木として知識を組む。同じ記事を複数の枝に複製でき、表や図、式をその場で編集し、JavaScript で書き、外部からは API で触れる。卓上の版でも自前の務めでも動く。
おすすめ- ソフト名
- Trilium Notes
- バージョン
- 0.102.2
- 料金
- 無料
- オープンソース
- オープンソース
- OS
- WindowsmacOSLinuxDockerWeb
- 更新日時
- 2026-10-26 22:00
手帳を選ぶことは、めったに機能の選択ではない。務めが気を変えた日に、ファイルを誰が持っているかの選択である。
なぜ結局は自分で置くところへ戻るのか
ある道具は記事を他人の務めの上に置く。別の道具は手元のファイルとして保存するが、二台目で使えるようにするための同期に料金を取る。三つ目は開いていて無料だが、保管庫の人が設計したように見える。人は何年もその間を行き来する。その往復は優柔不断ではなく、同じ卓に着くことの少ない三つ — 機能、プライバシー、値段 — の釣り合いを取ろうとする正直な試みだ。
この道具は四つ目の位置に立つ。全体が源の開いた形で、どこに置いてもよく、能力の面でほとんど譲らない。使う人と保管する人が同時に自分になるという組み合わせは、珍しいからこそ、信条としてではなく中身で検める値打ちがある。

一覧ではなく木
多くの手帳は平たい文書の並びをくれ、運がよければフォルダーも付く。ここでは構造全体が一本の木で、必要なだけ深く伸びる。どの節点も子を抱えるフォルダーとして働け、同時にそれ自体が記事でもある。ファイルの管理の道具がずっと許してきたのと同じ配置で、一つのディレクトリに下のディレクトリとファイルが同居していても誰も不思議に思わない、あれだ。
際立つのは複製のほうである。一つの記事が木の複数の場所に同時に現れてよい。入れ物への配置についての記事が、運用の下にも入れ物の技術の下にもぶら下がり、どちらを直しても両方が変わる。記事は一つしかないからだ。昔ながらのフォルダーにはできない芸当で、ファイルの仕組みで最も近いのは固い繋がりであり、記事にもそれが欲しいと思ったことのある人なら、その安堵がすぐ分かる。
素の文字だけではない
編集の道具は、地味な見た目よりずっと強い。表、画像、添付が埋め込め、体裁は打ちながら見える。符号の記事には文法の色分けが付き、手帳が説明付きの切れ端の管理になる。図は図の言語で記事の中に直接書き、その場で描かれるので、流れの図、時系列の図、予定の図まで届く。数式は書けばすぐ組まれ、 学術の記事の大半には足りる。考えの地図の眺めはどの節点を根としても作れる。関係の図は、繋がりと札がすでに結んだ関係を描き出す。
書き換えられ、外からも届く
JavaScript の仕組みが中にあり、記事の中に仕事をする書き物を置ける。札をまとめて変える、控えを予定どおり書き出す、型から週の報告を作る。技術の側から見れば、これは物の分類を変える。文字を流し込む閉じた箱ではなく、組める知識の仕組みになる。
その背後に REST の作法に沿った窓口が一式あり、外の書き物や道具が記事を作り、読み、変えられる。面白いのは目新しさではなく配管のほうだ。受け渡しの流れが変更の記録を最後の一手で手帳へ書き込める。閉じた務めには、いくら積んでもできないことである。
筋の通った安全の設計
三つ挙げる値打ちがある。記事を一つずつ暗号化できること。合言葉を入れたあの一本などで、保管庫が漏れても合い言葉なしには読めない。変更の履歴を全部残すこと。失敗した編集も削除も、終わりではなく取り戻せる。そして同期は自分で置くこと。記事は最初から最後まで第三者を通らない。
動かし方
Windows、macOS、Linux には卓上のアプリがあり、一台で使うのに向く。入れ物の像は命令一つで務めを立ち上げ、閲覧の道具から届く。家の務めや、常時つないでおく小さな借りの機械に合う形だ。持ち歩き用の独立したアプリはないが、網の画面は携帯の閲覧の道具に合わせてあり、そこでも使える。
務めを動かしてしまえば、複数の機械の問題は自然に消える。どの機械も閲覧の道具で同じ実体を開くだけで、ほかに整えることはない。
自由の代価
預ける務めと比べれば、ここでは足元を誰かに外されることがない。手元のファイルの手帳と比べれば、同期は中にあり値が付かない。より古い開いた選択と比べれば、木と複製は入り組んだ知識の体系にはるかに合う。
代価は入り口の傾きだ。木は、自分の材料がどんな形かを先に考えた人に報いる。書き物と窓口は、いくらかの組む力を前提にする。本当に自分のものになる仕組みに午後を一つ使える人なら、返ってくる自由はどんな商用の手帳より大きい。打って終わりにしたい人には、これは宿題に見える。
最初の五分で使える手帳ではない。五年目にもまだ使っている手帳かもしれない。構造、複製、書き物、自分で置くことが、同じ方向を指す四つの決定だからだ。資料は自分のもので、その形もまた自分のものである。