QuillBot は一度に 125 語まで書き換える、無料版と Premium の違い
要約
書き換えを中心に置いた文章の道具だ。文章を貼れば、意味を変えずに別の言い方へ置き換える。無料の範囲は一度に 125 語までで二つの様式、Premium は九つの様式を開き、語数の上限を外し、毎月の検査の枠も付く。
おすすめ- ソフト名
- QuillBot
- バージョン
- 20260917
- オープンソース
- 非オープンソース
- OS
- WebWindowsmacOSiOSAndroid
- 公式サイト
- https://quillbot.com/
- 更新日時
- 2026-10-06 00:40
書き換えこそが中心にある
QuillBot は書き換えを中心に置いた文章の道具である。使い方は単純だ。文章を貼り付けると、意味を変えずに別の言い方へ置き換える。長い文を二つに割ることもあれば、話し言葉を書き言葉に寄せることも、重複した表現を削ることもある。英語を母語とせず、それでも英語の文章を頻繁に出す人にとって、この「別の言い方にしたい」という要求は思った以上に頻繁に訪れる。
無料の範囲:一度に 125 語、様式は二つだけ
公式のヘルプは枠について細かい。無料の範囲では一度に 125 語まで書き換えられ、使えるのは Standard と Fluency の二つの様式だけだ。Premium は語数の上限がなく、九つの様式すべてを開き、自分で様式を定義でき、複数の様式の結果を並べて見比べられる。書き換えの履歴(月 50 件まで)と同義語スライダーの完全版も Premium に属する。

言語について、公式の比較ページは書き換えが 23 言語、翻訳が 40 を超える言語に対応すると記す。英語以外でも書き換えに使えるということで、無料の 125 語の上限は長い文章を分割して通す必要を意味する。最初にぶつかる壁はそこだ。
書き換えだけではない:文法、要約、翻訳、盗用の検査、生成文の検出
公式のトップページは道具を執筆、独自性、制作、画像、PDF、ファイル変換に分けている。執筆の組には書き換えのほか、文法の確認、文章をより自然にする Humanizer、AI との対話、要約、翻訳、志望動機文の生成、 SNS 向けの文案の生成が入る。独自性の組には盗用の検査、生成された内容の検出、生成画像の検出、引用の生成が並ぶ。
いくつかの枠は早めに覚えておきたい。要約の入力は無料で 1,200 語、Premium で 6,000 語まで、長さも指定できる。盗用の検査は Premium の能力で月 25,000 語。生成文の検出は無料で一日 10 回、一度に 1,200 語までである。

無料の範囲でできること、Premium で増えるもの
無料の範囲も見せかけではない。文法の確認、基本の要約、回数に限りのある AI との対話(一日 20 回)、生成文の検出、Humanizer はいずれも使え、書き換えも 125 語と二つの様式という条件の中で使える。保存できる文書は無料で 10 MB、画像の生成は一日 3 枚まで。
Premium が外すのはまさにその天井だ。語数の制限なし、九つの書き換え様式と自作の様式、進んだ文法の提案、語調の分析、無制限の Humanizer と生成文の検出、要約の指定、そして月 25,000 語の盗用検査。保存は 100 MB に増え、処理も速くなる。価格は、公式の Premium のページに無料が月 0 ドル、年払いで月 8 ドル 33 セントとある。地域と通貨で表示が変わるので、ページの実際の金額を基準にしたい。組織向けには Team の契約があり、利用の指標、利用者の管理画面、まとめた請求が付く。五人以上なら割引があると公式は記している。

どこで動くのか
入口は思ったより多い。ウェブ版が最も充実していて、ほかに Chrome、Edge、Safari の拡張、Word の追加機能、そして Windows、macOS、iOS、Android のアプリがある。拡張を入れておけば、ウェブの入力欄に打った英文にもその場で提案が出る。タブを切り替える必要はない。
規模について、公式のトップページは 3500 万人を超える書き手が使い、180 を超える国を覆い、140 を超える機関と協力していると記す。ブラウザ拡張の評価は 4 から 5 の間に収まっている。
データとプライバシー:はっきり書くべき点が一つ
ここが同種の道具との差が大きいところなので、独立して書いておく。公式の信頼のページには、利用者の入力と使用のデータをサービスの提供に使い、同時にサービスの全体を改善するための学習にも、利用者ごとの個別化にも使うとある。拡張には二つの切り替えがあり、一つは文章入力の保存を止めるもの(すべての利用者が使える)、もう一つは文章入力によるモデルの学習を止めるもの(アカウントを持つ利用者が使える)。同じページには、文章入力の保存は既定で有効であり、設定で自分から切る必要があると記されている。
いくらか安心できる決まりもある。Team の契約では、利用者の文章入力は言語モデルの学習に使われず、この既定の設定に管理者も成員も手を加える必要はない。さらに公式は、利用者のデータを売らないこと、第三者の事業者がそのデータで自前の AI モデルを学習することを明確に禁じていることを記す。準拠については、EU-米国とスイス-米国のデータプライバシーの枠組み(英国の拡張を含む)の認証、GDPR、CCPA、PCI DSS、CASA Tier 2 を挙げ、パスワードやカード番号のような敏感な欄の文字は読まず、利用者が実際にサービスを使うときにだけ入力を集めると説明する。

どんな人に向くか、そして必ず伝えるべき注意
英語を母語としない書き手、文案をまとめて作る必要のある発信者、同じ内容をいくつかの言い方に変えることの多い人ほど、効き目ははっきり出る。逆に、たまに誤字を数個直したいだけなら、無料の文法の確認で足りるので、急いで契約する必要はない。
必ず言うべきことがある。書き換えの道具が解くのは表現であって、独自性ではない。他人の文を別の言い方に変えることはできるが、言い方を変えても自分の意見になるわけではない。論文や正式な文章で示すべき引用、確かめるべき用語と数値は、やはり自分で通さなければならない。AI の支援を受けた執筆についての規定は学校や学術誌ごとに違い、投稿の前に相手の求めに従って確認し、検出の結果を結論として扱わないこと。規則を回り込む道具ではなく、より滑らかに書くための補助として扱うほうが長く使える。
書き換えの道具の本当の値打ちは、すでに考え抜いた中身をよりよく表す手助けをしてくれることにある。考える工程を代われるわけでも、書いた一語一語の責任を引き受けられるわけでもない。