予定表を本来の姿に戻す:Fossify カレンダー

要約

予定は端末の中に置かれ、余分な権限も求めず、集めもしない。それでいて繰り返しの規則、層になった通知、四つの表示、規格の同期を備える。

おすすめ
ソフト名
Fossify カレンダー
バージョン
1.10.3
料金
無料
オープンソース
オープンソース
OS
Android
公式サイト
https://www.fossify.org/
更新日時
2026-10-05 12:08

予定表は、予定表に戻るべきだ

携帯の予定表はこの十年で重くなり続けた。起動すれば宣伝の帯が出て、予定の間に勧めの一覧が挟まり、権限は版ごとに増え、データがどこへ行くのか誰も確かに言えない。Fossify カレンダーは逆を行く。元の Simple Calendar の班が、元の企画が持ち主を変えたあとに始めた続きの企画で、コードは公開され、GPLv3 の許諾で、保存は端末の中、利用者の情報は集めず、予定表に要らない権限は求めない。

面白いのは思想ではなく、実際に使えるという点だ。私的で使いにくい予定表は展示物で、一週間で外され、小言を言う方へ戻る。これを見る値があるのは、控えめさが配管の中にあり、表の側は普通のまま保たれているからだ。

携帯での Fossify カレンダーの月の表示

私的さは最小に、機能は減らさず

手元に保存しても機能を手放してはいない。予定には始まりと終わりの時刻を正確に指定でき、繰り返しの規則はよくある型を覆い、通知は層にできる。前日に一度、最後は十分前に鳴るといった具合だ。音と震えの型は通知ごとに変えられ、部屋や職場を共にする人には効く。日、週、月、年の表示は、読んでいた予定を失わずに切り替わり、誕生日と祝日は一度に取り込め、卓上に置く部品も形と配色が十分にあって、仕組みの余り物には見えない。

同期については、この企画は意外に気前がいい。よく使われる予定表の規格を話すので、それを支えるサービスがアカウントを渡さずにつながる。端末の乗り換えは、書き出して読み込む儀式ではなく、規格の引っ越しになる。仕組みのどこにも利用者を一つの提供元へ縛る所がなく、そこが要点だ。

予定の詳細、繰り返しの規則、通知の設定

版と、その来歴

今の安定した版は 1.10.3 で、2026-02 に出て、横向きに回した時の停止などを直した。この細部を書くのは、これがどんな企画かを示すからだ。毎年作り直すのではなく、小さく頻繁に直す。一家は 10 を超える道具を抱え、写真の棚、書類の管理、連絡先の帳面などが同じ掟を守る。追跡をせず、宣伝も出さない。配り方も整っていて、公開の店から取るよう案内し、置かれた版と公開された設計図が一対一で対応する。

手放すものも、正直に

手元の予定表は自分では同期しない。二台の携帯と一台の持ち運びの機械が、何も考えずに一致していてほしいなら、それは既定ではなく設定の仕事だ。あとで気づくより先に知ってほしい、というのがこの企画の姿勢である。大きなプラットフォームが備える便利、たとえば招きが共有の受け箱に知恵の提案付きで届くような仕掛けは、ここにはない。予定表を一日の記録として使う人にとって、それは損失ではない。

予定表は、携帯の中でもとりわけ素性を明かす記録だ。いつ診察に行くのか、まだ職場で公にしていない面接はどれか、子どもがどの週にどちらと暮らすのか。どれも大げさな秘密ではないが、どれも他人の預かり知らぬ話である。数行の日付を出すために連絡先と位置と利用の統計を求める道具は、小さいもののために大きいものを差し出させている。しかも権限の問いは、その取引が何をもたらすのかをほとんど説明しない。

手元に置くという選択は、そうした記録の扱いを自分側に引き取るということでもある。同期を自分で設定する手間と引き換えに、どの機械に何が残るかを自分で決められる。面倒を便利と交換するか、便利を手間と交換するか、その向きを選べることに意味がある。

Fossify カレンダーの値は、機能が一つ増えることではなく、計算が一つ減ることにある。宣伝の場所もなく、データを集めず、権限を濫用せず、公開のコードがすべてを確かめられる。携帯を軽くし、玄関に鍵をかけたいなら、予定表を替えるところから始めればちょうどいい。

Fossify カレンダーダウンロード
対応OS: Android