X ブラウザは足し算をしない、2MB のアンドロイド用ブラウザで広告を止める
要約
X ブラウザは導入パッケージが約 2MB のアンドロイド用ブラウザで、ニュースの流れも通知も背後で動く処理も持たない。広告ブロックは内蔵で、ユーザースクリプトは別の管理道具なしに導入でき、ページ内の音声や動画を見つけて取り出せる。
おすすめ- ソフト名
- X ブラウザ
- バージョン
- 5.6.4
- 料金
- 無料
- オープンソース
- 非オープンソース
- OS
- Android
- 公式サイト
- https://www.xbext.com/
- 更新日時
- 2026-10-06 22:10
ブラウザをブラウザに戻す
X ブラウザはアンドロイド向けの携帯ブラウザで、売り文句は引き算にある。ニュースの流れも、通知も、背後で動き続ける処理もなく、軽いまま動ける大きさに収めてある。導入パッケージは約 2MB で、外部の枠組みや SDK に頼らず、システム側の素のコードを多く使うからだという説明が添えられている。掛け声をどう受け取るかは別として、大きさは確かめられる話であり、すでに仕事を抱えている端末での振る舞いを変える。
配布の場に並ぶブラウザは、たいてい何を足したかで語られる。ここにニュースの流れ、そこに小さなプログラム、その下に推薦の仕組み。このブラウザが語るのは何を残していないかで、売るには不利だが、一週間使うと一番先に気づく違いでもある。
広告を止め、スクリプトを動かす
広告ブロックは後付けではなく内蔵されている。EasyList や AdGuard といった主流の規則一覧を購読でき、両者を合わせれば横長の広告、動画広告、ポップアップまで届く。一覧はコミュニティが保守していて、サイトの作りが変われば比較的早く追随する。濾過の仕組みがブラウザ自身の中にあるので、VPN の枠を占め、別の権限を求める二つ目のアプリは要らない。
もっと面白いのはユーザースクリプトへの対応だ。専用の管理道具を先に入れる必要はなく、GreaseMonkey や Tampermonkey 向けに書かれたスクリプトをそのまま導入でき、多くは手を加えずに動く。ページの翻訳や賢いページ送りという、他社なら内蔵機能として売る二つが、ここではこの経路で手に入る。結果として中身は小さく保たれ、利用者が選んだ方向にだけ育つ。
メディアを見つけ、取得を外に出す
資源の検出は、そのページが実際に読み込んでいる音声と動画を並べる。だから一部分を別の再生道具で開くことも、そのまま保存することもできる。取得そのものを外に任せることもできる。1DM や ADM のような外部の取得道具をつないでおけば、ブラウザは取得管理を装うのをやめ、多重の接続、トレント、M3U8 の流れは、そのために作られた道具に渡る。
細かな切り替えの数々
大きな売り文句の下に、長い並びの切り替えがある。手ぶり操作、見た目とメニューの並びの変更、あとで読むとオフライン閲覧、しおりと履歴の暗号化された参照、そしてページにクリップボードを読ませない切り替え。一つだけ取り出せば、ブラウザを乗り換える理由にはならない。並べてみると、習慣に合わせてくれるブラウザか、こちらが合わせるブラウザかの差になる。
個人情報と現在の版
個人情報の扱いは控えめだ。電話番号の紐づけも、外部の社交アカウントの紐づけもない。同期が要るときは、メールアドレスを識別子として使うだけで、それ以上はしない。アプリが求める権限はごく少なく、背後に残る処理も持たない。公式の更新記録によれば、2026 年 9 月の時点で最新の版は 5.6.4 で、9 月 15 日に出ている。
向く人と向かない人
ブラウザを開いて一つのページを読み、すぐ閉じる人には違いはほとんど見えない。利点は時間をかけてにじみ出る種類のものだからだ。このブラウザが最も筋の通る使い手は、欲しいスクリプトの心当たりがある人だ。ここに翻訳の助け、あそこにページ送りの修正、手強いあのサイトには専用の広告規則を一本。そういう人にとっては、作業台のように使える小さな道具になる。逆に、ブラウザが同時に財布も、ニュースも、動画の流れも担うことを期待する人には、意図的に足りないものに見える。それは手抜きではなく取捨だ。
もう一点。必要な拡張が一つか二つで、どちらにも既製のスクリプトがあるなら、節約できるのは容量だけではない。更新のたびに拡張を入れ直す手間も、そこで消える。
携帯ブラウザの中のニュースの流れと通知に飽きた人には、小さな導入パッケージ、内蔵のスクリプト対応、購読できる規則という組み合わせは実用的だ。何でも揃えようとはしない。拡張の力はスクリプトと他のアプリに渡し、自分は軽いままでいる。