Videorc、一度の配信を七つの場に届ける開かれた録画と配信の作業台
要約
Videorc は AGPL-3.0 の録画と配信の作業台で、画面の記録、複数の場への同時配信、会話の助手をひとつの窓にまとめ、無償の版でも一度の配信を七つの場へ届ける。macOS の版はすでに使える。
おすすめ- ソフト名
- Videorc
- バージョン
- 0.17.3-alpha.1
- オープンソース
- オープンソース
- OS
- WindowsmacOSLinux
- 公式サイト
- https://www.videorc.com/
- 更新日時
- 2026-11-01 11:27
画面の記録と複数の場への配信と配信の助手をひとつの窓に収めた開かれた道具で、無償の版でも一度の放送を七つの場へ届けられる。
Videorc は独立した作り手である OrcDev が十月はじめに出したプロジェクトである。コードは開かれた倉庫に置かれ、AGPL-3.0 の許諾を採り、Rust で書かれている。狙っている困りごとは具体的だ。配信をする人や教材を録る人は、録画のソフト、配信のソフト、切り貼りのソフトの間を行き来しがちで、その鎖のどこかが外れると全部をやり直すことになる。Videorc はこの手順を作業台ひとつに寄せ、録ると配るで同じ画面の設定を共有する。
一度の放送を、七つの場が同時に受け取る
最も直接的な力は複数の場への同時配信である。macOS の Beta 版では、無償の口座でも同じ生放送を YouTube、Twitch、Kick、X、Facebook、TikTok、Instagram へ同時に送れるし、自分で決めた RTMP の宛先にも送れる。公式の言い方は七つ以上の宛先への同時配信で、解像度は 1080p、毎秒 30 枚である。YouTube へ一本だけ送るなら 4K の 30 まで上げられる。この流れは自分の機械から出ていくので、上りの帯域が天井になる。開く道が増えるほど、一本あたりに回る密度は詰まる。
チャンネルの繋ぎ方は込み入っていない。Twitch、Kick、X は一度許せばよく、YouTube、Facebook、TikTok、Instagram と自前の RTMP は鍵を貼り付ける。鍵は手元に控えごと保存されるので、機械を替えたり入れ直したりしても、各所の管理画面を探し直さずに済む。
画面とカメラとマイクを、ひとつの絵に組む
録る側の考え方は、まず素材を選び、次に並べ方を選ぶ。画面、カメラ、マイクをそれぞれ選び、画面だけ、カメラだけ、あるいは並べて置くかを決める。選んだ時点で仕上がりが下見に映るので、試しに録ってから直す必要がない。macOS の Beta 版は手元への録画を 4K の毎秒 60 枚まで支え、系統の音も一緒に取り込める。録ったファイルは手元に残り、手元の素材の置き場で管理される。勝手に雲へ運ばれることはない。
使い込む人向けの余白もある。空白のキーでそのまま録画が始まり、キーで探せば項目へ直接飛べて、献立を一枚ずつ繰る必要がない。下見の窓は本体に寄せても、外に出して浮かせてもよく、二つの画面で働くときは楽である。組はあらかじめ背景を決めておけて、切り替えは並べ直すより速い。
無償の部分と、お金の要る部分
切り分けはかなり清い。手元の作業台は一式が無償で、4K の録画、複数の場への配信、組の作り、手元の素材の置き場まで含まれ、透かしも試しの期限の呼び戻しもない。お金がかかるのは、サーバー側で動く AI の層である。月に 39 ドル、年で払えば月あたり 32.50 ドルになる。
お金の要る側で最も変わっているのは配信の助手だ。放送中に公開の会話を読み、繰り返される問いをまとめて返事の下書きを出し、罵りや宣伝のごみや個人の情報が漏れる文を見分ける。肝は、それが自分で動かないことにある。送るか消すかはあなたが決め、声の指示も口に出したあとにしか動かず、消すたびに手元の記録に残る。既定では切ってあり、あなたが入れて同意したあとでなければ、公開の会話は雲へ送られない。ほかにも、同期した srt を作る実時の字幕、録画を止めたあとに間や言い間違いや取り直しを削った写しを自動で作る働きがあり、元のファイルは動かない。
今の時点で心得ておくこと
三つの系統の熟れ具合はかなり違う。macOS は Beta で、Apple Silicon と macOS 13 以上が要り、機能が最も揃い、公式が見本に使う版でもある。Windows は今 Alpha で、公開の番号は 0.17.3 alpha 1、Windows 11 の x64 の機械だけを対象にし、導入の包みは署名付きで 189 MB である。公式はこの版について、系統の音の取り込み、4K の毎秒 60 枚、配信、字幕をまだ約束しないとはっきり書いており、力は版ごとの説明で一つずつ確かめることになる。Linux も同じく Alpha で、力の一覧も版ごとに示される。つまり、macOS で見える完成した姿を、今すぐ他の二つの系統に当てはめることはできない。
公式はこの点で珍しく率直である。Windows 版の受け入れの記録、包みの照合値、署名の状態がページに並び、機械での受け入れを経ていない版はそのように記される。カメラや表示の組み合わせが良くない機械には、描画をソフトに任せる逃げ道も用意してある。この説明は宣伝というより、仕事の日誌のように読める。
ひとことで言えば、macOS で配信や教材の録画をしていて、複数の場への配布に別料金を払いたくないなら、Videorc の無償の部分で既に仕事はできる。Windows なら、目を離さずに見ておく価値のある早い時期のプロジェクトと捉えるのがよく、実際に使えるまでにはまだいくつかの版が要る。