雲を通らない同期、Resilio Sync の鍵と三種類のフォルダ

要約

ファイルは装置の間を直接行き来し、他人のサーバーに一度預けられることがない。フォルダへの参加は鍵かリンクで行い、登録は要らない。フォルダは標準、暗号化、上位の三種で、暗号化のものは信頼しない機械に置いても中身が見えない。

おすすめ
ソフト名
Resilio Sync
バージョン
3.1.2
料金
有料
オープンソース
非オープンソース
OS
WindowsmacOSLinux
更新日時
2026-10-06 18:11

クラウド経由の同期との違い

クラウドの保存先を使う同期は一本道を行く。この機械、提供元のサーバー、そしてもう一台。データは途中で一度だけ手を渡され、その一跳びが設計のすべてである。この道具はもう一方の道を取る。ファイルは小片に分けられ、それを抱えている装置の間を直接わたる。サーバーは互いを見つける手伝いだけをして、中身は決して持たない。

すぐに二つの帰結がついてくる。一つは、大きなファイルが全部上がりきるのを待たずに下りてこられること。家庭の回線は上りが下りの何分の一かしかないのが普通なので、この一跳びを外すのは一時間と数分の差になりうる。もう一つは意外に感じられる点で、同じフォルダを分け合う人が増えるほど同じ小片の出どころが増え、集団が大きくなるほど転送が遅くなるどころか速くなりうる。交換の仕組みが昔から使ってきた論理そのもので、このやり方が中央のサーバーとは逆向きに伸びる理由でもある。

resilio sync main window

共有は鍵で行い、アカウントでは行わない

登録するものは何もない。フォルダには鍵、あるいは鍵を伴うリンクが渡され、それを受け取った人が「鍵かリンクを入れる」欄に貼れば加われる。鍵が身分証であり、持っている人が入れる。ここから明らかな帰結が出るので書いておきたい。鍵はファイル名ではなく合言葉として扱うべきものだ。

権限は読むだけに設定でき、相手は取り出せても変更を戻せない。いつまでも開けておくべきでない共有には、一度きりのリンクや通し言葉を足せる。フォルダ自体には三種があり、その違いが面白いところだ。標準のフォルダは自分の装置のためのもの。暗号化のフォルダは、信頼しない機械へ暗号のまま書かれ、その機械は小片を保管しても中身を読めない。他人の家に置く控えの箱は、まさにそうあるべきである。上位のフォルダは集団向けで、持ち主は参加者が変われば権限を調整したり取り上げたりできる。

resilio sync shared folder key

大きなファイル、切れる回線、そして唯一ほんとうの危険

転送は止まったところから続く。長い複写の途中で回線が切れても、振り出しには戻されない。同じ構内の機械どうしなら速度は事実上その網が出せる分で、それは対外の回線が与える量よりたいてい大きい。流量はすべて端から端まで暗号化され、鍵はサーバーが配るのではなくフォルダと一緒に生まれる。

本気で使う前に分かっておくべきは「同じ状態」という考え方だ。フォルダは一つの物の複数であり、時々折り合う複数ではない。だからどの装置で消したファイルも、どこでも消える。自分の機械だけならそれは正しい振る舞いで、同期という言葉の意味そのものだ。他人の材料を引き寄せるために今加わったフォルダなら、それは罠になる。欲しいものを転送が終わった直後に別の場所へ複写しておけば、共有フォルダの状態はもう自分の問題ではなくなる。

版、対応する機械、そして許諾の話

無料の版は個人の非営利利用のためのもので、削られた版ではない。選択的な同期や装置の紐付けといった、もとは有料だった機能は、いくつかの大きな版から非営利の利用者に開かれている。だから正直にまとめるなら、個人は全部を受け取る。営利利用には許諾が要り、その段になったら見るべきは機能の一覧ではなく値段である。

利用者側の道具は三つのデスクトップの仕組み、網の保存装置、携帯電話向けがあり、携帯の側は写真の列を自分から計算機へ押し戻せる。開いた側との違いを一つ書いておきたい。この企画は開いていない。そこを気にする人は、その上に仕事の流れを組む前に自分で量るべきだ。

resilio sync encrypted folder

考え方は、同期の通り道から雲を取り除くことにある。ファイルは自分の装置に留まり、サーバーは取り次ぎ役でしかない。代価は装置が同時につながっていること、見返りは容量と帯域が借りるものではなくなることだ。

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対応OS: Windows macOS Linux