Hash 1.04:ファイルのハッシュ値を読み取る無料ツール

要約

Hash 1.04 はファイルの MD5、SHA1、CRC32 をファイルサイズと更新日時と一緒に表示する無料ツールです。まとめてドラッグ&ドロップで読み込め、計算する列は必要なものだけ選べます。

おすすめ
ソフト名
Hash 1.04
バージョン
1.04
料金
無料
オープンソース
非オープンソース
公式サイト
http://keir.net/hash.html
更新日時
2026-10-06 17:15

一つの問いに、一つの答え

Hash 1.04 がすることは一つだけです。ファイルを読み、その指紋を出す —— ファイルの中の 1 バイトが変われば変わる、決まった長さの値です。ここで扱うバージョンは 1.04 です。無料で小さく、プロジェクト管理も、待ち行列も、最初の答えを見る前に作るアカウントもありません。

これが答える問いは、思われているより頻繁に現れます。ネットワーク越しにファイルが届き、無事に着いたのかを知りたいとき。同じ文書の写しが二台の機械にあり、名前と日付が同じなだけでなく本当に同じなのかを知りたいとき。誰かが値を送ってきて、このファイルはそれと一致するはずだと言い、何も開かずに確かめたいとき。

同じ画面に三つの方式

同じファイルについて MD5、SHA1、CRC32 を出します。生まれた時代が違い、互いに代用できるものではありません。だから三つを同時に見られることは、重複ではなく役に立ちます。

CRC32 は最も古く最も短い方式です。三十二ビットで、送信や保存の途中で起きた誤りを見つけるために作られたもので、意図について何かを証明するためのものではありません。「この写しは無事に届いたか」を問うときには正しい道具で、「同じ値になる別のファイルを誰かが作れたか」を問うときには間違った道具です。

MD5 と SHA1 はその中間にあります。どちらも整合性の確認のために設計され、どちらも今なおファイルの隣に広く掲載されています。計算し続ける実用的な理由はそこにあります。誰かが公表した値と一致して初めて、その公表された値は役に立つからです。ただし、意図を持った相手に対してはどちらも良い選択ではありません。両方について衝突が示されていますし、これらを計算するツールが、そのまま安全のためのツールになるわけでもありません。

Hash 1.04 のチェックサム画面

ハッシュではない二つの列

チェックサムの隣には、ファイルの大きさと最終更新日時が出ます。どちらも飾りのように見えて、そうではありません。ハッシュは二つのファイルがバイト単位で同じかどうかを告げ、大きさと日付は、その比較を始める価値があるかどうかを一目で告げます。そして、いくつもある写しのうち、どれを残すつもりだったのかを思い出そうとするときに読むのもこの二つです。

何を計算するかを先に決める

どの列を作るかは、ファイルを加える前に選びます。バージョン情報、日付、MD5、SHA1、CRC32 はそれぞれチェックを外せる箱になっています。誰も読まない値を計算することは、大きなファイルでは無駄な作業ですし、二列で足りる表を五列にすると、同じ表でも読みにくくなります。この選択を明示的にさせることが小さな設計上の判断で、その判断は、このプログラムが誰に使われる想定なのかを語ります。

一度に複数のファイル

ファイルは画面へドラッグ&ドロップするか、まとめて読み込む形で加え、値を一度にまとめて算出します。これは聞こえ以上に重要です。この道具が使われる仕事は、一つのファイルについてであることは稀です。インストール用の媒体を集めたフォルダを確かめる、同じ内容のはずの二つのディレクトリを比べる、というのが普通の形です。ファイル一つにつき画面一つを求めるプログラムなら、三つ目で使われなくなるでしょう。

向いていること、向いていないこと

正直にまとめれば、Hash 1.04 は「読む道具」であって「判定する道具」ではありません。値が正しいかどうかを決めたり、署名を確かめたりはしません。数字を並べ、比べることは見る人に委ねます。この大きさの道具としては、それが正しい分担ですし、設定が一切要らない理由でもあります。鑑識用の道具でもありません。ファイルは OS を通して読むので、開けないファイルは計算できないファイルです。

普段の使い方

日常的な形の問い —— これは同じファイルか、これは無事に届いたのか —— に対しては、一つの画面、三つの方式、そして何かを落とせる場所、それで足ります。同じファイルの写しが二つあって、どちらが正しいか分からないときにも、両方を放り込んで数字を見比べれば済みます。二つの値が並ぶだけで、判断は一瞬で終わります。

Hash 1.04 は無料で、しかも、どこかに留めておいて何年も使い、その間にもう一度考えることのない類の道具です。小さな問いには、小さな道具がちょうど合います。