素朴な画面と開かれた骨組み、foobar2000 がいまも更新される理由
要約
無償の音声再生の道具。2002 年に一人の開発者が名の知れた再生の道具の班を離れ、自分で作り始めたもので、二十年を超えた今も更新が続く。ほとんどの形式が再生でき、途切れない再生は当たり前、部品の仕組みが取り込みも変換もタグも配信も引き受ける。
- ソフト名
- foobar2000
- バージョン
- 2.25.10
- 料金
- 無料
- オープンソース
- 非オープンソース
- OS
- WindowsmacOSAndroidiOS
- 更新日時
- 2026-10-19 22:00
始まりは、拡張をめぐる諍いだった
2002 年、一人の開発者が、当時もっとも多く入れられていた再生の道具の班を離れた。拡張の仕組みが乱れたと判断したからで、代わりに自分で再生の道具を書いた。付けた名は、これ以上ないほどに作る人の臭いがする。二十年余りが過ぎ、当時の製品は止まっては動き直すことを何度も繰り返したが、こちらは今も更新を出し続け、一つの環境から四つへ広がった。Windows、macOS、Android、iOS である。

ほとんど何でも鳴る
箱を開けたままで MP3、MP4 と AAC、FLAC、WavPack、WAV、AIFF、Vorbis、Opus、Musepack を扱う。広く使われる形式はこれで揃う。第三者の復号の部品を入れれば、狭い形式も入ってくる。DSD、APE、TTA、SACD だ。途切れない再生は探し回る機能ではなく当たり前なので、続けて鳴るように組まれた作品が、曲と曲の間に穴を開けられることはない。網の上の放送もあり、局の目録が内側にあって、検索とお気に入りが同じ場所で片づく。
再生の道具だけではない
円盤を入れればそのまま取り込める。書き出す形式はこちらが決められ、円盤の特徴を集めた台帳と照らして確かめる部品も用意されている。形式の変換は、この道具が読めるすべての形式を両方向に扱う。無損失のものを携帯機向けに一段落とす、あるいは大きいものを圧縮し直して場所を空ける。変換の道具へ引きずって走らせればいい。
音量を揃える機能は、集まりを静かに良くする類のものだ。作られた年代が違う作品は「どれだけ大きいか」について合意していない。その結果、この一枚を聴き終えると摘みに手が伸び、次の一枚でもまた伸びる。一度調べれば補正の値が残るので、毎回ではなく永続して効く。
タグの手入れは、一つずつ直すところで終わらない。まとめての変更、ファイル名からの取り込み、タグからのファイル名の生成。ここで Unicode を余すところなく扱えることが、耳で聞くより重い。中国語、日本語、韓国語の題を持つ集まりは、一バイトの符号しか想定しない編集器の前で壊れる。文字化けという損傷は、直すのにひどく手間がかかる。
構内の網での配信も入っている。携帯機の版が机の上の集まりの遠隔の操り手になり、逆も成り立つ。

部品の生態系こそが本体
再生の道具そのものは公開されていないが、部品の仕組みはことごとく開かれている。開発者が道具一式を配り、誰でもそれに向かって書ける。そこから生まれた目録は、復号、音の効果、視覚の効果、画面の見た目、歌詞の表示、集まりの管理まで覆う。Windows では音の効果のために広く使われる差し込みの形式へ橋を架ける部品があり、macOS では仕組み自身の音声の単位の形式を扱える。並びの隣で歌詞を流したい。部品がある。画面を組み替えたい。部品がある。集まりを携帯機へ自動で写したい。そのために開発者が専用の相棒の道具を出している。

画面は自分の領分
初めの並びは、文字の編集器ほどに素朴に見える。そしてそれは人を欺く。どの区画も動かせる。周波数の眺め、歌詞、並び、作品の絵。画面のどこへでも引きずっていい。鍵の割り当ても変えられ、決めてしまえば道具全体を鼠なしで動かせる。暗い見た目も、削ぎ落とした見た目もある。共同体はさらに多くの第三者の見た目を作ってきた。過去二十年のどの再生の道具からも様式を借りている。
これらの部品を並べると、一つの手順が見えてくる。円盤を取り込み、タグを一度だけ正しく直して作品を集まりの然るべき場所に置き、大きさを測ってほかと同じ水準で鳴るようにし、それから携帯機向けの写しを作る。無損失の元は円盤の上に残したままだ。どの段にも二つ目の道具は要らず、どの段にも網は要らない。この順番が身につくと、集まりは自然に整っていく。新しい作品が入ってくるたびに同じ道を通るだけなので、特別な手入れの日を作る必要がない。
無償で小さく、二十年以上にわたって使う人自身が広げてきた。配信はせず、勧めもせず、定期の支払いを売りもしない。円盤の上のファイルを鳴らす。テラバイトで数える集まりにとって、それは今も仕事の全体である。