DMDE 4.4.4:まず 4000 ファイルまで無料で戻せる
要約
DMDE 4.4.4 の無料版は、選んだフォルダーから最大 4000 ファイルまで戻すことができ、試す回数に制限はない。有料版は上限をなくし、ディスクの編集、区画の管理、RAID の組み立てなどを加える。
おすすめ- ソフト名
- DMDE
- バージョン
- 4.4.4
- オープンソース
- 非オープンソース
- OS
- WindowsmacOSLinux
- 公式サイト
- https://dmde.com/
- 更新日時
- 2026-10-06 21:05
データ復元の道具には少し変わった種類がある。ディスクからファイルを拾い出すこともでき、同時に下の層の構造を開いて中がどうなっているかを見ることもできるものだ。DMDE はまさにその二枚看板で、公式はこれを「ディスクエディターとデータ復元ソフト」と位置づけている。現在の版は 4.4.4 で、この企画は 2006 年から切れ目なく手入れが続いている。
無料版にできること
無料版の決まりは明快に書かれている。選んだフォルダーから最大 4000 ファイルまで戻すことができ、試す回数はまったく制限がない。一度で何も出てこなければ、別のフォルダーで、あるいは別の走査のやり方でもう一度試せばよく、公式は繰り返しの回数に上限を設けないと明記している。無料版ではフォルダーの木を丸ごと見ることもできるので、目当てのファイルがあるかを先に確かめてから、戻すかどうかを決められる。
有料版は制限をすべて外し、実用的な機能を一つ解放する。フォルダーをまとめて復元する機能である。公式は有料版を三つに分けている。個人のファイル向けの Express、自組織のファイル向けの Standard、そして商業としてのデータ復元を許す Professional だ。Standard と Professional は永久の許諾で、Professional は持ち運べる形での有効化にも対応するため、復元用の機械の上で直接動かすのに都合がよい。

どんなデータ消失の状況を覆うか
公式は該当する状況を原因ごとに分けている。人の操作の誤りには、ファイルの削除、区画の削除、ディスクのフォーマットが入り、システムを入れ直すときにメモリーカードをフォーマットしてしまう場合まで含まれる。ソフトの不具合では、ディスクが一杯になった、電源を切った、システムを読み込んだ、新しいディスクをつないだ、そして区画のサイズ変更や統合、変換といった操作の途中で起きた問題を覆う。接続と給電の不具合には、ディスクを正しくない形で抜いた、機械やディスクの電源が落ちた、ケーブルや端子の品質がよくない、といった事情が入る。さらに、他社製の変換器や RAID の制御装置が不安定、ディスクの制御装置の故障、フラッシュのデータ消失、傷んだセクターといったハードウェア側の状況も並ぶ。
どこまでできるかの境目についても、公式はかなり率直だ。新しい SSD や SMR のディスクでは、復元はたいてい叶わない。暗号化する種類のウイルスに襲われた後のデータも、多くの場合に戻せない。ただし取り除かれた、あるいは隠されたデータは、一定の条件のもとで取り戻せる。失敗の側もきちんと書き添えるこうした書き方は、何でもできると言い切るより、かえって安心できる。

復元だけではない:ディスクの編集と道具
ファイルの復元のほかに、公式の機能一覧にはディスクの層の道具が一そろい並ぶ。高度なディスクエディターは下の層の構造を直接見て書き換えられる。区画の管理は区画の構造を扱う。ディスクの複製は、媒体の状態が落ち着かないときにまずディスク全体を像として写し取るのに向く。RAID の組み立ては、中のデータを読むために組を組み上げるためのものだ。このほか、クラスターの配置を図で見る機能や持ち運べる形での実行もあり、公式は、他の道具が手を離すような状況でも内蔵の手法がフォルダーの構造とファイルを建て直せると強調している。

動く環境と使い方の要点
動く環境の守備範囲は広い。画面のある版は Windows の 64 ビットと 32 ビット、macOS、そして Linux の 64 ビットに用意がある。コンソールの版はさらに Linux の 32 ビットと DOS を覆い、命令の行だけの環境で復元作業をするのに向く。公式の手順は三段階だけで、その中の二つの注意は別に覚えておく値がある。プログラムを動かすときはファイルが元あったディスクを選ぶこと、そしてプログラムをその同じディスクに入れないことだ。取り出したファイルは、外付けのディスクなど別のディスクへ保存する必要がある。
ディスクエディターと復元の仕組みを組み合わせると、実際に手に入るのは「証拠を見て動く」というやり方だ。走査が何か見つけてくれるのを願う代わりに、構造を見て、区画の配置を確かめ、クラスターの図を眺め、どのやり方に望みがあるかを判断してから試せる。一つのボタンを押すより遅いが、当て推量と、そのディスクがなぜそう振る舞うのかを知っていることの差でもある。
復元の動作そのものは難しくない。難しいのは、データが消えたと分かった後に自制を保つことだ。目標のディスクへこれ以上何も書かず、無料版で走査を回し、フォルダーの木を見て、確かに戻せると確認してから、上限のない版にお金を払う値があるかを決める。