Bulk Rename Utility 4.1:家庭で使うなら無料の一括改名の道具

要約

Windows でファイル名とフォルダ名をまとめて変える Bulk Rename Utility 4.1.0.1。個人が家庭で使う分には無料で、会社の機械に入れるなら使用許諾の購入が要る。導入手順には 32 ビット版と 64 ビット版の両方が入っている。

ソフト名
Bulk Rename Utility
バージョン
4.1.0.1
料金
無料
オープンソース
非オープンソース
OS
Windows
更新日時
2026-10-06 22:20

ファイル名を手で変えるのは、鈍い作業だ。写真が数十枚、素材のファイルが百本というだけでも、一本ずつ開いて名前を打ち直し、隣のファイルを上書きしていないか黙って祈ることになる。本当に困るのは失う数分ではなく、基準がばらけることのほうだ。半分はこの規則、半分はあの規則で並び、そのフォルダはいつまでも信用できる順序に落ち着かない。Bulk Rename Utility は、まさにそのための道具である。自身の説明は素気なく「Windows 向けのファイル名変更ソフト」、うたい文句はもっと直接的で、Windows 向けの無料の改名の道具、一度の操作でまとめて片づくという。この企画の著作権の年は 2002 年まで遡る。この車輪がどれだけ長く回されてきたかが分かる。

まとめて一度に変える

基本の部分だけで、たいていの人が実際に使う範囲は足りる。ファイルだけ、フォルダだけ、あるいは両方を同時に、と対象を選べる。名前の中の文字列は置換も削除も挿入もでき、大文字と小文字は一度に反転でき、記号や数字や約物は規則どおりに消せる。前後の飾りはまとめて足せ、親フォルダの名前もファイル名に差し込め、複数の書式の日付も差し込め、自動の連番には、桁の埋め方、開始値、増える幅まで指定できるだけの柔軟な規則が付いてくる。

Bulk Rename Utility の画面の様子

結果を見るまでは何も書き換えない。画面は規則を組み立てながら新しい名前を先に見せ、ファイルの一覧はどの列でも並べ替えられるので、実行の前に異物が浮かび上がる。問題がないと確かめてから先へ進めばいい。よく使う規則の組は保存しておいて次回に呼び出せる。毎日ではなく月に一度まわってくる種類の仕事では、これが効く。先に対象を絞りたいときは、ワイルドカード、名前の長さ、経路の長さ、あるいは正規表現や JavaScript の条件で絞れるので、入ってほしいファイルだけが処理に入る。

一歩先へ:正規表現、スクリプト、付加情報

高度な側こそが、この道具をファイル管理の改名欄とは別物にしている。正規表現をそのまま改名に使え、捕獲の組が主な働きを担う。型だけでは表せないときは JavaScript で論理を直接書ける。改名の規則がもともと表計算の中にあるなら、CSV の一覧を一行ずつ当てはめられる。一行に一つの目標の名前、という形だ。間違えても戻る道がある。ここがあるからこそ、他の機能も安心して使える。取り消し用のバッチファイルを書き出してくれるので後から一度走らせれば戻り、作業の全体は記録に残るので、何を変えたのかを後から確かめられる。

媒体のファイルには専用の道が二本ある。写真は EXIF の付加情報から改名できる。撮影の日付、解像度、そしてカメラが残したその他の欄を拾うので、カメラから出したままの山が日付の付いた保管になる。音のファイルは ID3 の札から改名でき、曲順の番号の代わりに奏者と曲名が入る。もっと広い道は Windows のファイルの属性を読む。長さ、幅と高さ、転送の速さ、発行元、題名など百を超える項目があり、どの欄が使えるかはファイルの種類ごとに変わる。ファイルとフォルダの時刻の印、そして隠し、読み取り専用、保管といった性質も、別の道具を開かず同じ回でそろえられる。

公式のページに並ぶ基本機能と追加機能の一覧

版、対応、使用許諾

今の版は 4.1.0.1 で、2025 年 11 月 18 日の公開。導入手順には 32 ビット版と 64 ビット版の両方が入っているので、古い機械と今の機械を同じダウンロードでまかなえる。導入など一切したくない場合は、導入不要の圧縮包みが別に用意されていて、解いてすぐ動く。導入の権限がない機械に向く。命令の行から使う無料の相棒も別にあり、予定の作業と組み合わせられるので、夜中の整理に画面の前に誰かが座る必要はない。対応の範囲は広く書かれている。Windows 11、10(ARM 版を含む)、8、7 が並び、サーバ向けは 2025 から 2008 まで届く。導入を計画する前に知っておきたいのは、古い XP、Vista、2003 に対応した最後の版が、導入の仕組みを持たず圧縮包みだけで出たことだ。

公式のダウンロードのページ。版と対応する Windows の版が並ぶ

使用許諾は流し読みではなく、ちゃんと読む必要がある。個人が家庭で使う分は費用がかからない。しかし会社の名義の機械、事業の場の機械、あるいは役所の機械に入れるなら、それが入っている機械ごとに商業の使用許諾を買うことになる。前に座っている人ではなく、機械の数で数える。学校と学術の用途には別の段があり、家庭の許諾も学術の許諾も機能を囲い込まずに全部を開ける。補助の入口も二つ用意され、後のほうは書き方が出てこないときにAI の助けを借りて JavaScript の切れ端や正規表現を起こしてくれる。暗い表示、ファイル管理の右押しの一覧に出す入口、下の階層まで辿る処理は、必要になったときに入れる切り替えでしかない。

強みは画面の見栄えではない。改名という仕事を、十分に細かい部品に分けてあることだ。正規表現、スクリプト、付加情報、CSV の一覧、取り消し、記録、どれもそろっていて、どれも後付けに見えない。家庭での使用は無料なので、写真の山や素材のフォルダを日常的にさばく人は、手の届くところに一つ置いておくといい。

Bulk Rename Utilityダウンロード
対応OS: Windows