VMware Fusion:Mac で Windows と Linux を、いまは無料で

要約

macOS 向けの机の上の仮想化ソフトが、商用・教育・個人の利用で無料になった。旧い Mac では x86 の完全な仮想化、新しい Mac では機器で加速する ARM の仮想機械。控えの木、繋いだ複製、暗号化した円盤も備える。

おすすめ
ソフト名
VMware Fusion
バージョン
20260722
料金
無料
オープンソース
非オープンソース
OS
macOS
更新日時
2026-10-06 21:46

Mac で Windows のソフトを動かす方法は、長いあいだ二つしかなかった。一つは隣に入れた二つ目の系へ再起動すること、もう一つは仮想機械を買うこと。二つ目はいつも楽で、いつもお金を要求し続けた。その決まりは終わった。この机の上の仮想化ソフトの業務向けの版はいま、商用・教育・個人の利用で無料であり、どの段階でも使用許諾の鍵を求められない。

代わりに手に入るのは、ありふれているが確かに役に立つものだ。独立した Windows の機械、あるいは Linux の機械、あるいは ARM の系を、Mac の机の横の窓の中で動かす。土台の系から切り離され、再起動なしに切り替えられる。土台の系は一切触られない。このやり方が存在する理由は、まさにそこにある。

二世代の素子、二つの作り

技術的に面白いのは、二世代の Mac の機器で同じようには働かない点だ。x86 の処理装置を載せた機械では完全な仮想化を提供し、つまり標準的な Windows や Linux の配布版がそのまま、元の命令速度で動く。

自社設計の素子を載せた Mac では話が変わる。機器による加速は系に元からある仮想化の枠組みを通り、速い ARM の仮想機械ができる。ただし先に理解しておくべき制約が一つある。客の系が、その系の ARM 版でなければならない。ARM 版の Windows、ARM 版の Linux 配布版はよく動く。何かの x86 版は動かない。下の処理装置が別の言葉を話すからだ。これはソフトの限界ではなく機器の限界であり、これを無視した比較は人を誤らせる。

客の系と仮想の機器

現在の版は、近ごろの Linux 配布版いくつかと、現在の Unix 系の一つについて公式の対応を加えた。こうした一覧は地味に見えるが、見た目より重い。対応していない客の系もたいていは動く。表示や網が更新で壊れ、報告する相手がいなくなるまでは。

仮想の機器も進んだ。仮想の安全素子、NVMe の記憶制御、そして暗号化した仮想のディスク。この三つがそろって、現代の OS が課す安全な起動の条件を満たす。導入できる機械と、最初の画面で断られる機械の差は、たいていここで決まる。

控えと業務の道具

控えの木は、一本の線上の履歴ではなく枝分かれする復帰点を与える。重大な更新の前に一つ、設定を変えたあとに一つ取り、どちらへも戻せる。繋いだ複製は一つの親のディスクから複数の機械を作り、変わらない区間を共有する。十の試験環境を一冊の携帯機に収めるのは、これによる。

現在の版は、各機械の作成時刻と前回の起動時刻という刻印を加えた。数が十や二十を超えると必須になる小さな点だ。さらに ARM の作りの企業向け仮想化サーバーへの遠隔接続も加わった。内蔵の命令行の道具は設定ファイルを直接読み書きする。毎回案内に沿って押していくのではなく、自動で用意できるようになるのは、そのおかげである。

取り除かれたもの

二つの削除ははっきり書いておく。期待していた人は失望するからだ。画面の言語は四つだけになり、中国語はその中にない。そして、客の窓を仮想の画面ごとではなく Mac の机の上に直接置けた融合の方式も、一緒に消えた。

その代わりに、窓全体での仮想化と複数の表示にまたがる拡大が標準化された。高精細な画面でどこか違って見える、という日々の不満に答えた形になっている。

いま誰に向くか

授業のために一つの Windows のソフトが要る学生、壊しては作り直せる機械が欲しい開発者、客の環境を再現する支援担当、そしてたまの利用のために席ごとの使用許諾を申請できなかった部門。よくできた仮想化が無料になっても、それが全員にとって正しい道具になるわけではない。ただ、多くの人が試さなかった理由は消える。

VMware Fusionダウンロード
対応OS: macOS